根管治療の1年予後

梅雨入りしたもののカラッとした気候が続いていますね。


今回は根管治療後の予後を撮影させて頂きました。


術前のレントゲン写真です。


奥から2番目の歯の根の先が膿んで黒く透けています。


またその手前の歯は歯槽骨が垂直性に大きく吸収されています。


御相談の結果、ルールを守った根管治療をさせて頂き、1年後のレントゲン写真です。



どちらも骨が綺麗に回復してきてくれています。


手前の歯は骨の回復を目指して根を引っ張りました。


後は、掛かりつけの医院でしっかりとした冠を作成セットして頂ければと思います。



根管治療の御相談の際、治るか治らないかは五分五分ですとお答えしています。

これはやってみなければ分からないのと、確実に治るか保証できる治療内容ではないからです。


根管の形態は非常に複雑です。

一度細菌感染を起こすと、人間では触ることのできない部位まで感染する可能性があります。


その様な部位にまで感染が及んでしまった場合、通常の根管治療では治癒してこない可能性があります。


そうした場合、最終手段として歯根端切除術を行う必要が有ります。



外科処置にならないためにも、根の治療はしっかりとした内容の治療を受けることをお勧めしております。


今後とも経過観察をさせて下さい。


長い時間お疲れさまでした。

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